治療機械(4)

白内障手術支援システム『CALLISTO eye』

眼軸長測定装置IOL master 700と手術顕微鏡Zeiss LUMERAをリンクさせる最新のシステム『Zeiss CALLISTO eye』を導入しました。今までは強度の角膜乱視を矯正するためのトーリック眼内レンズの乱視軸のマーキングは手作業で、煩雑かつ精度にも疑問があるものでしたが、CALLISTOを使用することによって、術前検査で取得した角膜乱視の情報を、手術顕微鏡の視野内にスーパーインポーズ表示して、極めて誤差の少ないトーリック眼内レンズ手術が可能になります。また、白内障手術の中でキーポイントになる円形前嚢切開:CCCの時も、予定切開ラインをCALLISTOで顕微鏡画像上に表示させることでより正確なサイズの切開が可能になります。
まだ国内でも眼科手術施設にそれほど普及していないシステムですが、乱視を含めた手術のQualityを要求される時代になって、術者のストレスを軽減し、患者さんにより質の高い術後視機能を提供するために非常に有用と思わます。

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