検査機械(13)

OCTスキャナー(Optical Coherence Tomography):光干渉断層計

眼底の網膜の断層像を撮影できる装置です。当院では2006年度から導入し、網膜、特に黄斑部疾患の診断になくてはならない装置として活用してきました。2008年4月からようやく健康保険適応の検査となりましたが、2008年春から更に高性能なSD-OCT(Spectral Domain OCT)が登場して来たため、当院でもCarl Zeiss Meditec社の”Cirrus OCT”という最新のSD-OCT装置にバージョンアップしました。従来の機種と比べて、走査速度が50倍以上高速化されて、解像度も5μm(1000分の5ミリ)と改善されたため、診断能力も飛躍的に向上しました。緑内障診断補助のためのプログラムも強化され、日常診療にますます必要不可欠な装置になってきました。
この画像は、網膜静脈閉塞症に合併した黄斑浮腫:CME(網膜中心部の”腫れ”)に対して、当院でアバスチンという薬剤で治療した前後の黄斑部のSD-OCTによる断層像です。治療後2週間で劇的に黄斑浮腫の改善が認められます。OCTの登場によって、このようなミクロン単位の超微細な変化を診断することが容易になり、治療効果の判定も確実に行えるようになりました。

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