院長のコラム

さぬきうどんミニツアー

このところ色々と多忙でお疲れモードだったのが一段落したので、今週末は急に思い立って道後温泉に家族で一泊旅行に行ってきました。前にも道後温泉には何回か行っているのですが、さすが日本三大名湯(有馬、草津、下呂、白浜、熱海など色々と意見があるようですが、歴史からいうと三大古湯には入るようです)だけあって、週末の道後温泉は予約が取りにくいのですが、意外と直前に電話してみるとキャンセルで空いていたりして、今回も運良くある有名温泉旅館の予約が取れました。

 

土曜日の診療を終えてから、午後4時前に広島を出発。車で久々にしまなみ海道を走って約3時間で道後温泉に到着(しまなみ海道も全線開通で便利になりました)。夕食前に一風呂。夕食も温泉旅館の豪華メニューとうまい地酒で大満足。酔い醒しにもう一風呂(『入れ墨お断り』って書いてあったのですが、大浴場のサウナでご一緒したおじさまが出て行くときに、見事なカラフルな弁天様が背中一面に彫ってあって、酔いが醒めました)。

 

久々にリラックスしてガーッと寝られたのですが、朝6時前に息子に起こされて朝風呂へ。露天風呂で朝の冷気で目を覚まし、7時から旅館の朝食。最近の旅館の食事って、アルコール燃料を使った一人鍋が多用されるのですが、朝飯から『燃料系料理』が二つも、一夜干しの炙りとつみれ鍋でまたご飯がすすむこと。朝ご飯をちょっとセーブしてこの日のうどんツアーに備えようと思っていたのですが、ついつい食ってしまいました。

 

8時過ぎに宿を出発し、高速で香川県へ。以前にも『恐るべきさぬきうどん』
http://ja.wikipedia.org/wiki/恐るべきさぬきうどん

に触発され、うどんを食うためだけに香川へ日帰りで出かけたことがありましたが、昨年公開された映画『UDON』を観て、また来たくなって今回の『ミニうどんツアー』となりました。地元のディープなお店は日曜日定休も多いので、今回は以下の3店にしました。

まずは『なかむら』へ。
http://homepage3.nifty.com/sanukiudon/02autumn_2.htm

カーナビの指示通りに、「対向車が来たらすれ違えんがな~、ホンマにこの道か?」と言いつつ進むと、それらしき行列が目に入りすぐに判りました。朝10時前というのに20人ぐらいが並んでいます。映画の中でも、「裏の畑で客が薬味のネギを引っこ抜いてきて、自分で刻んでいれる店」として出てきた有名な伝説のセルフ店ですが、さすがに込んでいるためかお店の方で刻んでくれてました。どんぶりを受け取って自分で卵を割り入れて、熱々の釜揚げを入れてもらって和風カルボナーラの「かまたま」にして、店の裏手の屋外でのどかにいただきました。小一玉150円、卵50円で一人200円。のどごしを楽しみながらツルッといける軽い麺でした。

次に『あたりや』へ。
http://homepage3.nifty.com/sanukiudon/06autumn_6.htm

高松市の幹線通り沿いのパチンコ屋の駐車場奥に忽然と現れる珍しい立地ですが、麺のコシの強さで有名な店。ここも20人ぐらいの行列があり、店の前の看板に『作法』が張り出してあります。『店内の撮影はあらかじめ許可を得てください。』『多人数で極端に少ないメニューの注文はご遠慮ください。』『従業員が注文をお聞きしますので、それから注文してください。』などなど、うるさいお店かと緊張しますが、中に入ると普通のセルフ店です。こわもてのご主人が、店の奥で足袋をはいて、うどんの生地を全体重をかけて『踏込んで』いました。たしかに強烈な『コシ』のある『角が立った』麺でしたが、子供や年寄りにはやや固すぎるかも?冷たく締めた麺に温かいだしをかける『ひやあつ』で250円也。

最後に『おか泉』へ。
http://homepage3.nifty.com/sanukiudon/02autumn_13.htm

何年か前に最初にうどんツアーに来て初めて入った店で、好印象だったので再訪。昼時になっていたので、約50人の行列でしたが20分ほどで入店。お店の一押しは『冷天おろし』。冷たく締めた麺に、ぱりっと揚がったてんぷら、大根おろし、に冷たいだしをかけていただきます。この看板メニューが一番高く、892円也。お高いのですが、ここの麺はつやつやと光っていて、他の店と違って丼の上に折り畳むように丁寧に寝かされています。コシの強さだけでなく、ゴムのような弾力のある食感が『モー、たまらん』という麺で、値段が高くても流行っているのも頷けます。ここでお土産用の麺も購入。

 

帰りは瀬戸大橋経由で、3時前には広島に到着しました。一泊二日の『弾丸ミニうどんツアー』でしたが、いや~、食いまくりました。体が重いです。

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