2009年7月15日
今回は我が家のペットを紹介します。ボーダーコリーという犬種の、『Hardy:ハーディ』と『Marty:マーティ』です。ボーダーコリーは牧羊犬で、放し飼いの羊の群れを人間の指示どおりに移動させたりするのが本来の仕事です。非常に頭が良くて、運動能力もあることで知られており、フリスビードッグなどのドッグスポーツでも活躍する犬種です。
茶色(業界ではred & whiteと言います)の方が4歳のオスの父親犬Hardyです。警察犬の訓練士さんにお願いして躾や訓練をしていますが、訓練競技会でメスのボーダーコリーのオーナーさんに見初められて婿入りして生まれたのが、息子のMarty、現在1歳です。ボーダーコリーはblack & whiteの毛色がスタンダードで遺伝子的にも優性のようで、Hardyが生まれた時も兄弟犬8頭中redは2頭だけでした。Hardyのお嫁さんもblackで、生まれた子犬はMartyを含めて全部blackでした。
Hardyが我が家にやって来て以来、朝の散歩が私の日課になりました。どんなに眠くても、「早くーぅ!」って感じで、尻尾ブンブンの大興奮で飛びついて来られると、これはもう散歩に連れて行くしかありません。彼のおかげで少し体重も減って健康になった気がします。すごく運動量を要求する犬種で、ボールやフリスビーを追いかけて遊ぶのが大好きなので、散歩の途中に「持ってこい遊び」を入れてかなり走らせるようにしています(自分が一緒に走れば、もっと健康にいいのでしょうけどね)。
『フリスビードッグ』っていうのを聞かれたことがあるでしょうか。JFA(日本フリスビードッグ協会:http://www.frisbeedog.co.jp/)っていう団体があって、全国各地で大会を開催しています。4年前に初めて岡山であった大会を偶然にネットで見つけて行ってみて、まさに『人犬一体』の妙技に魅せられました。他にもNDA(ナショナル・ディスクドッグ・アソシエーション)という団体もあって、毎週のように全国のどこかで競技会が開催されていて、本当の愛好家は週末ごとに転戦して参加しているようです。なにをやっているかというと、「人間が投げるフリスビー・ディスクを犬が走って追いかけ、空中でキャッチすることによって、得点を競う競技」です。上級者の方とその愛犬たちは、投げる方も50m先の狭いエリアに正確にディスクを投げ込み、息のあった犬が本当に見事にキャッチします。上級者のマジに競っているクラスは我が家と同じ犬種のボーダーコリーが9割以上を占めますが、どれだけ練習したらあれほど上手になるのだろうと、見ていても感心するばかりです。
我が家も4年前に初めて大会を見てから、広島や近県で開かれる大会に参加していますが、年に一回ぐらいしか行けないので、いつまでたっても初心者クラスのカテゴリーです。今回、山口県周南市でJFAの大会があったので、1年ぶりに出かけてきました。Martyは初めてなので、一番下のボールを取ってくるクラス(トライアルボールドッグゲーム)に、Hardyも同じカテゴリーともう一つ上のフリスビーの初心者クラス(チャレンジ大会)へ挑戦してきました。
ルールは簡単に言えば、投げたボールやフリスビーをキャッチした距離で点数が決まり、1分間にどれだけ持って帰って来たか、総得点で順位を競います。フリスビーの場合、投げ手のコントロールと犬の集中力、両方が揃わないとうまく行きません。今回は、練習してなかった割には投げ手(私)の調子はまあまあだったのですが、Hardyも集中した時にはナイスキャッチを見せてくれたものの、途中から気が散ってしまって点数が伸びませんでした。でも、うまくスローできたディスクを愛犬がスパッっとキャッチしてくれた時は、快感です!犬の方もすごく得意げに持って帰ってきます。
ボール投げ部門では、普段から公園で練習していることもあってか調子がよく(参加頭数が少なかったおかげもあって)、父子2頭で1・2位を取ることが出来ました。競技としての結果はさておいても、愛犬と一緒に意志を通じ合いながら、人犬一体となって運動するって楽しいものです。これからも、スケジュールがあえば時々、大会に参加してみたいと思っています。