院長のコラム

リニューアル・オープンしました!

先日このHPでも告知しておりました、当院の改築工事が完了しました。今回の改築の主眼は、待合室や検査室を拡張して、混雑時の患者さんにとっての快適度を改善するということと、患者さんのプライバシーに配慮した医療環境の実現を、という点でした。そのためにいままで駐輪場スペースだった場所を、1階の壁を壊して室内に取り込み、1階外来部分の面積を1.5倍に増やしてレイアウトも全面的に見直して作り替えようという、かなり大規模な改修工事になりました。

『どうせやるのなら徹底的に』ということで、設計も医療機関の新築や増改築を数多く手がけられている実績を持つ、東京のGEN設計にお願いしました。GEN設計さんは全国で眼科だけでも80件以上の経験を持っておられ、私の友人の数件の眼科医院も改装の設計を手がけて来られており、それらの評判もお聞きして実際の作品も見学して、友人のH先生から紹介していただきました。GEN設計さんには、とにかく患者さんにとってもっと快適なクリニックにするためにという当方の希望を説明し、昨年から何度となく図面と意見のキャッチボールを繰り返しながら、今の建物の構造の制約の中で『癒されるクリニック』を目指してベストな設計をしていただきました。

 

できるだけ患者さんにもご迷惑をおかけしないように、ゴールデンウィークの前後2週間で工事を終えるため、昨年からGEN設計と実際の施工をお願いした地元の太陽機工さんと昨年から綿密に打ち合わせを行いました。4月24日に一階の検査機械などのすべての荷物を2階より上に移動し、5月7日までの診療は2階の手術室の横の休憩室や検査室を改造して臨時診察室として、まさに突貫工事をやっていただき、5月8日に完成した新1階外来に再度引っ越しました。取り壊し工事がはじまってからは、あまりの大規模な工事のため本当に期日に間に合うのかと疑心暗鬼でしたが、GW後半からのラストスパートで最後の引っ越しの日はカーテン取り付け工事など行いながら平行しての引っ越し作業となりましたが、なんとか無事に5月10日のリニューアル・オープンにこぎ着けました。

 

実際に出来上がった新外来を使ってみて、自分で言うのもなんですが、すばらしいクリニックに生まれ変わったように感じます。面積が広がっただけでなく、間接照明など光の演出や、内装・インテリアなどの色使いもさすがにプロの仕事だなあと感心します。トイレも増設して広く使いやすくなりましたし、院内には院長の選曲でiPodからBGMを流すようにしました。

 

リニューアル・オープン初日はあいにくの雨模様でしたが、先週がGWで休診が多かったせいもあってか120人以上の患者さんが来院されました。初日は職員もまだ、いままでよりも広くなった外来での患者さんやカルテの動線の変化に対応しきれていない面があり、待ち時間の点ではややご迷惑をおかけしましたが、待合室が広くなって従来のように座るところがなくなるという事態もおこらず、なんとか乗り切ることが出来ました。いままでずっと通院されている患者さんからは、『あまりにも変わったので本当にビックリしました。すごくきれいになって良かったですね』などのお褒めの言葉を数多くいただいて、大変嬉しく思いました。私が院長に就任して以来、何度かおこなってきた患者さんアンケート調査で、いつもお叱りの多かった『待ち合いスペースの狭さ』『声も筒抜けのプライバシーのなさ』をなんとか解消したくて、厳しい医療経済情勢の中で踏み切った改装工事でしたので、患者さん達から『広く、きれいになって良かった』と直接お誉めいただくことが、何よりの励みになります。

 

設計と施工管理をお願いしたGEN設計さん、短期間で困難な工事を見事に突貫工事で完成にこぎ着けていただいた施工の太陽機工さん、インテリアデザインをお願いしたイリアさんには、この場をお借りして御礼申し上げます。また工事中ご迷惑をおかけした患者さん達や近隣の住人の方々にお詫び申し上げます。きれいになった建物に負けないように、さらに医療内容も充実し続けるように職員一同、努力したいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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